
田辺祭り 宵宮の夜
筆者は、地元の方に交じって南新町の提灯を持たせていただきました。
南新町は8つある町の中で最も闘鶏神社に近い場所にお宿を持つ町人の町です。
提灯を持たせていただいた時の様子をお伝えしたいと思います!
<<闘鶏神社 鳥居前 参道曳き揃え>>
17:40ごろ
それぞれのお宿(おやど)または屋台で夕食を済ませた後、再び闘鶏神社の前に曳き揃えをするために集まります。
それぞれ町の笠鉾には、とても個性的な装飾が施されていました。
毎年7/24に行われる宵宮では、笠鉾が鳥居より内側に入ることはありません。
闘鶏神社、藤厳神社、忠魂碑(戦没者の慰霊碑)の前で引き揃えを行いました。厳かな雰囲気で、顔を上げてはならず、何が起こっているのかとても気になって仕方がなかったです。。。
小学校低学年ほどのお稚児さんが懸命に笛を吹き、太鼓を叩く姿はとても可愛らしかったです。練習は1か月ほど前からしていたそう。練習の成果がしっかりと出ていました!
闘鶏神社を出ると、ここからは帰り道です。
子どもたちがお笠に乗って、元気な掛け声をします。
<<旧会津川 曳き揃え>>
22:00ごろ
旧会津川では、各町の笠鉾が並びます。
後ろから江川町が笠鉾を曳いて走ってやってくるのには圧倒されました。。。
曲がるときもとても勢いの良い江川。漁師町のパワーを感じます。
並んだ笠鉾を愛でるために1分間ほど花火が打ちあがります。旧会津橋からみた花火、地元の子どもに「完璧やん!」と褒めてもらった1枚を載せます。並んだ笠鉾も圧巻だそう!
宵宮最後の曳き揃えが終われば、笠鉾はお宿に戻っていきます。
お宿に戻る前にはお笠が挨拶をします。後にお宿に戻るお笠が軽く一方のお笠にぶつかります。
最後に、お宿に着くと子どもたちは大人の人にお笠から下ろしてもらいます。
残るは本宮のみです。それぞれが家に帰ります。おやすみなさい。
(和歌山大学・経済学部3年 設楽はるか)