秋津川中学校の炭琴の取り組み

地域の伝統産業である紀州備長炭を地域学習として取り入れ、地域を知り、郷土への愛着心を養うとともに、紀州備長炭で作られた炭琴の演奏活動を通じて、地域交流、地域活性化の社会貢献を目指す。

炭琴は、生徒たちが自分で作ります。備長炭の長さを鉈や斧で調節してきれいな音階になるようにします。ただし、叩くところによって音が変わったり、湿度によって音が変わってしまうので、調律は大変難しいです。また、思うように割れなかったり、狙っていた音階にならなかったりします。チョークで音階を書き込み、乾燥剤を入れた発泡スチロールの箱で保存します。

◎毎年11月に行われる郡市音楽会では、午後の部のトップバッターとして、秋津川中学校の炭琴演奏が定着し、好評を得ています。